真実

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昼からの調べで、 ワシは 事のイキサツを言うた。 信じるか否かは、 知らん。 やっぱり刑事は、 調書にせんと メモだけにしよった。 それでもえぇ。 ワシには、 真実を 話するしかないんや。 晩飯の時間らしぃ。 留置所に戻された。 飯喰うたら、 朝の運動がまだやさかい、 食後の一服や。 「体の調子は どうや? 大丈夫かな?」 「えぇ、 大丈夫ですわ。」 担当が 話しかけてきた。 何言うても、 警察や。 優しぃ言葉かけても、 信用しやんで… てか、 ワシ本間に 監禁なんかしてないし… 吸うたさかい、 部屋戻ろと思ったら、 また調べらしぃ。 手錠に腰ひもつけて、 調べ室入った。 「キョウツケ! 礼!」 … 頼むから、 その行事 やめてくれ… 声が裏返っとるさかい、 笑けるんや。 「明日は 勾留請求やから、 調書とった。 お前さんが 言うた事、 書いてるから 聞いてくれ。」 昼から ワシが言うた事、 ちゃんと書いとった。 「これでいいか?」 「えぇ。」 「よし。 そしたら、 左手人差し指で ここに 押してくれるか。」 いちを 調書が出来たらしぃ。 後は、 裁判所が判断しよる。 明日にかけるしかない。 留置所戻ったら、 部屋には 布団が置かれてた。 ヒロの事も 心配なくなったし、 今日は ゆっくり寝る事にしたー
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