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崖の向こうへと足を踏み出した 落下して海へと落ちる―― ―――なんて衝撃は来なかった そんなものは私の意識下にも全くなかった 足を踏み出すたびに、足元には青白く光る、階段のようなものが現れる ――――――― 声はまだ頭の中に響いてくる 何て言ってるかなんて分からない 声はこの、扉の中から―― 手をノブへとかける…… 「イヴっ!!」 私が扉を開けたのと、リシュフィーが私の名前を叫んだのは、全くの同時だった .
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