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「聞けっ、イヴ……っ!」 リシュフィーが顔を歪めながら叫ぶ 「俺は……“そっち”には行けない。行けないんだッ。 だからもし……もし“そっち”に俺がいても絶対に近寄るなっ! それは俺であって俺じゃない……。 “そこ”は全ての本質を暴くんだ……!」 手が……滑り始めた 「カギを見つけろ!カギを見つけるんだ、イヴっ」 影のような手の引っ張る力が強くなってくる ――抗うことが出来ない程に 手が、離れた…… .
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