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「“イヴ”っ、待ってたんだから!」 今度は前から抱きしめられる あれ?何か今違和感が…… 気のせい……? というか…… 「ロゼっ……、近いよっ……」 ロゼの胸元に私の顔がある 「チェシャ猫」 ロゼは顔を近づけ、私の耳元で囁いた 私はかーっと赤くなる 「……チェ…シャ…猫っ」 「よくできました」 ロゼは満足げに頷き、少しだけ離れてくれた ……ほんとに少しだけ 「待ってたって……、私を?」 抱きしめられた時の緊張を肩で息をして抑える 「うん。ずっとずっと」 「どうして?」 「………………」 ……私、変なこと聞いた? .
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