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リシュフィーはいくらか逡巡してから、私を見て「ま、大丈夫か」と呟いた 「じゃあ乗れ。 世界の果ての近くに島があるから、そこまでなら連れてってやる」 「ありがとう!リシュフィー!」 銀の青年が静かに目を閉じる 風が……渦巻いた その風はリシュフィーを中心にして静謐に、しかし荒く吹き荒れる もう慣れたけど、その風の勢いに私はやっぱり目を閉じてしまう .
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