出会い

6/7
前へ
/15ページ
次へ
それからどれくらいの時間が経ったのかは分からないが、少年はふと猫の方へと視線を送る   猫は既にキャット・フードや水を食べ切っていて、少年の足元に静かに座っている   「…お前、行く当てあるか? 無かったら…ここに居ろよ」   少年は少し照れたような口調で猫にそう言う 猫は返事をする代わりに、少年の足に頭を摺り寄せる―――
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加