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【煉】「修一は、今日もモテモテね」
【修一】「モテモテ?
別に鞠奈に好かれても嬉しくはないぞ」
またこの話しかと、溜息をつくもののいつもの事なので、気にしない事にした。
【修一】「それよりさ、煉。 さっきから腕を絡めて来てるけど、そろそろ離れてくれないか?」
【煉】「フフフ、本当は嬉しいくせに♪」
そういって、煉は胸を押し付けて来た。
【修一】「いや、嬉しくないし! っていうより、離れろよっ!?
お前は『男』なんだから、変な誤解をされるだろ!?」
俺はそう叫びながら、煉を押し退けた。
【煉】「そんな……こんな綺麗な娘は、そうはいないのに」
【修一】「う、うぅ」
確かに煉は元々が美少年なので、女装した姿は正に美少女だった。
普通の人が彼を見て、男だと思う奴はいないだろう………そう思う程、完璧な女の子に成り切っていた。
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