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【修一】「どうした、鞠奈。 そんなに凝視したりなんてして」
【鞠奈】「………兄様、それは一体なんですか?」
鞠奈はそういうと、俺の腕を示した。
腕には、さっき突き放したはずの煉が絡み付いていた。
【修一】「ああ、これか? いくら言っても、張り付いて来るからこのままにしたんだが、それがどうかしたのか?」
【鞠奈】「それがどうした? じゃないですよっ!! 煉さん、なんて羨ましいことをしているんですか!?」
【煉】「フフフ、いいでしょ~♪」
煉は限りなく無に近い胸を押し付けながら、鞠奈に微笑んだ。
【鞠奈】「ぐぐぐ、ま、鞠奈も兄様と腕を組むぅ~~~」
鞠奈はそう叫ぶと、空いてる腕に飛び込んで来た。
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