騒がしい日常

20/49
前へ
/52ページ
次へ
【?】「あ、修ちゃん!」 【修一】「げっ、マズイ! 鞠奈、煉、離れろ! 逃げれないだろ!?」 【鞠奈】「うぅ~~」 【煉】「きゃ!」 あれの存在から離れる為にじたばたと暴れたが、鞠奈の予想以上の力でその場から動くことが出来なかった。 というより、煉ならともかく……鞠奈のこの力はなんだ? 腕がピクリとも動かないんだが……… 【?】「しゅ・う・ちゃ~~~ん」 【修一】「!!?」 しまった! と、思った時には既に遅い。そいつは煉がいた俺の右腕へと絡み付いてきた。 【?】「う~~ん、修ちゃんの匂いだ~」 【修一】「く、この、離れろよ鈴姉!」 【?】「ふふふ、嫌だもんね~。 久しぶりに修ちゃんの会えたんだから」 そういって、鈴姉はキツク俺にしがみ付いてきた。 おっと、説明してなかったな。 この人は神北 鈴音。 俺の幼なじみの一人で俺より一つ年上の先輩だ。 まあ、この言動を聞いて先輩と思う奴は少ないが、事実なので仕方ないんだ。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加