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程無くすると、たかしの人生で初めての「友達」が出来た。
すぐる 「たかし君、一緒にセパタクローしよう?」
たかし 「セルジオ越後?」
「得意でござるる!やりますよ~」
すぐるはセパタクローをし、たかしはセルジオ越後の物真似をひたすらして、何とも言えぬ時間が二人を包み込み込んだ。
たかし「いやはや、すぐる殿のセルジオは似てませんな~カカカ!」
すぐるも程良くアホなのだが、この時は流石にキレた。
すぐる「ぷぷぷん!!たかしくんのセパタクローは意味が分からないじゃんか!ずっと片言の日本語で解説してるだけじゃないか!!」
その時アホのたかしはハッと気付いた…
たかし(私達はもしや、お互いに違う事をしてたのではないだろうか…)
すぐる「もう、たかしくんなんか肉切れになっちゃえー!」
そう言うとすぐるは走り出した。
たかしは一人残され、先ほど薄く感付き始めた事を忘れ、自分のセルジオのどこがいけなかったのかをひたすら考えた。
たかし(私は声や表情だけに集中しプレイしてた…これに対しすぐる殿は動き…はっ!
私には動きが足りなかったのか!!
深い!実にセルジオパロスは深いでござるな~)
そう思うとたかしはセルジオの本やセルジオが出ているビデオを借りて研究を重ねた。
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