予告

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        家につき、なんとなくテレビを付ける。 まだ親は仕事から帰っておらず、テーブルには「今日は友達とご飯を食べに行きます。8時には帰るね。」と書かれたメモと1000円札が置かれていた。 柑那の父は普通の会社の係長。 母はスーパーでパートをしている。 兄がいるが、大学で忙しいみたいだ。 学校から帰っても家にはいつも誰もいない。 こんなことには慣れていた。 テストで疲れていた柑那は、 テレビを見ながらそのままソファーで眠ってしまった。        
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