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ダンテ「そういや、キスケはタカさんの団子食うの俺と逢った時以来か?」
キスケ「あっ…覚えてらしたんですね…」
ダンテ「悪いが可愛い子との思い出は忘れんたちでな」
キスケ「ちょっ!主っ!?」
ゴロウ「となると、ダンテとの出逢いの裏にタカさんの団子ありか。さんにんとも一緒だしな」
サクラ「本当ですね。サクラの時も、キスケさんの時も御世話になりました。懐かしいのです」
ダンテ「それほど素晴らしい団子ってわけだ。イヤぁ、つくづく、タカさんの団子の素晴らしさが身に染みるな」
???「おい」
ダンテ「ポチも食べるか?美味いぞ」
ポチ「いただくワン」
ゴロウ「普通に会話してるぞおい…。誰か違和感感じろよな…」
ポチ「くぅ~ん」
ゴロウ「……」
???「おい!」
ダンテ「ほら、みんなの分わけるぞ」
サクラ「やったです」
ゴロウ「それじゃあいただくとしますかね」
???「おいっ!聞こえてんだろ!?シカトすんじゃ…ギャフン!」
ダンテが裏拳を喰らわす!
ダンテ「食事中だ。うるせぇぞてめぇ」
???「鼻折った鼻折った!絶対ヒビはいったぁ!!」
ゴロウ「ダンテ、コイツ妖怪だぜ?しかも、『狐火』の類だ」
ダンテ「『狐火』だと?こんなところに…って、森だから仕方ねぇのか。おい、そこの小汚い妖怪」
???「小汚いって言うな!俺の名はホムラっていうんだ!」
ダンテ「ホムラだがホームランだか知らねぇがな、ちょうどいいや」
ホムラ「よかねぇよ!だいたいここいらは俺の縄張り…」
ダンテが刃を向ける。
ダンテ「お邪魔します。これで文句はないなホームラン」
ホムラ「あの…えっと…そっ…その…は…はぃ…」
ダンテ「とりあえず、一緒に食うかミタラシ団子」
ホムラ「団子…?」
ダンテ「山暮らししていたお前さんには団子の美味さが分からないかな?まあ食おうぜ?美味いからよ」
ホムラ「…ふん!人間の食い物なんて食えるかよ!」
サクラ「タカさんのお団子バカにしちゃダメなんですよぉ」
ホムラ「うるさいやい!人間の小娘が俺に命令すんな!」
ゴロウ(あ~あ…。サクラにあんなこと言っちまって…ダンテが大人しくしてるわけねえよな…)
ダンテ「まあホムラとやら…。話だけでもしようじゃないのよ?」
ホムラ「誰が人間のお前らなんかと話なんざ…」
ダンテの刃が風を斬る!
ホムラの毛が数本切れ落ちる!
ダンテ「ハゲたいかい…?小汚いホームラン君」
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