一章 合戦の地へ

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  一同「いただきます」 ダンテ「うん!今日もサクラの飯は美味い!」 サクラ「どうもなのです」 ゴロウ「サクラおかわりプリーズ!!」 サクラ「はあい」 ダンテ「ん…?来たか」 ゴロウ「…へ?」 キスケ「キスケ只今見参仕りました」 サクラ「ああっ!キスケさんだ!お久しぶりです」 キスケ「う…うぬ。久しぶりだのおサクラ殿」 サクラ「朝ご飯食べましたか?よければご飯食べてきません?」 キスケ「イ…イヤ拙者は主に用を伝えに来た…」 ダンテ「なんだ?久しぶりなんだから一緒に食おうぜ?」 キスケ「し…しかし…」 ゴロウ「みんなで食べた方が飯も美味いぜ」 キスケ「…なら…いただきます」 一同「ごちぞうさまでした」 キスケ「サクラ殿、美味い飯を食わせていただきました」 キスケが一礼する。 サクラ「どういたしまして」 ダンテ「ところで、キスケよ…。とうとう『アレ』なんだな…?」 キスケ「はい主、ご出発はお早めにしたほうがよろしいかと」 ダンテ「そうか…。いつからだ?」 キスケ「次の満月の朝まで」 ダンテ「むむ…。それは急いだほうが良さそうだな」  ゴロウ「ダンテさあん…」 ダンテ「ん…?」 ゴロウ「『アレ』って…?」 ダンテ「後で話す。サクラ、また家をあけるぞ」 サクラ「ふにゃ?何処かに行かれるのですか?」 ダンテ「ああ。今回は長期の旅になりそうだ。明日にでも出たい。だから、今日は買い出しに手伝ってくれないか?」 サクラ「あ…はい…」 ダンテ「キスケ、お前も見に来るだろ?」 キスケ「モチロンですとも!主の晴れ姿を拙者の目に焼き付けとうごさいます」 ダンテ「そうか。明日には出るからな」 キスケ「はっ!それでは」 キスケは一瞬で去る。 ダンテ「サクラ」 サクラ「はい…?」 ダンテ「出来れば今日中に俺に済ませてもらいたいことは言っておくれ。いつ頃、帰れるか分からないからな」  
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