一章 合戦の地へ

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  ゴロウ「ちょ…俺も連れて行かないのかよ…?」 ダンテ「流石に今回は超がつくほどのど級なやつだからな。サクラと留守番を頼む」 ゴロウ「なんだよ…?俺抜きでやるなんて水くさい…」 ダンテ「良いから留守番をしてくれ。サクラも良いな?」 サクラ「お兄ちゃ…」 タカ「お待ちだわさ」 ダンテ「ちょうど良い!タカさん、ふたりを預かっちゃくんねえかい?」 タカ「ふたりをだわさ?」 ダンテ「ちょっと野暮用でな?長い間、家をあけるんだよ…」 タカ「野暮用ねぇ…」 ダンテ「頼むぜタカさん!」 タカ「…それがオマイの本性だわさ?」 ダンテ「はあ…?何言ってんだよ…?俺はマジで…」 タカ「うおらぁっだわさっ!」 タカ必殺『だわさプレス』! 木造のイスが砕け散る! ダンテ「なっ…なにしやがんだよタカさ…」 タカ「オマイ何をびびっちょるんだわさ?」 ダンテ「びっ…びびってなんかいねぇよ…」 タカ「嘘だわさ!何かダンテは隠してるだわさ!?」 ダンテ「イヤ…その…」 タカ「考え直せだわさダンテ。今の発言はオマイが心から望んでいることじゃねぇだわさ。オマイのことをよく知っているのは家族の次にアタイだってことを忘れんなだわさ」 ダンテ「タカさん…」 タカ「忘れんなだわさ?オマイはアタイのライバルであり、最強最高のダチでもあるんだわさ」 タカは去っていく。 サクラ「お兄ちゃん…」 ダンテ「サクラ…」 サクラ「話てください…。理由を聞かないで置いてけぼりなんていやですよ…。何か…御仕事より大変なことなんでしょ?」 ゴロウ「そうだぜダンテ?居候の俺が言うのもなんだがな。一応、お前は俺の大将だ!どこまでもついて行きやすぜ大将!?」 ダンテ「サクラ…ゴロウ…。ヘタな芝居はするもんじゃねえわな」 サクラ「何かに怖がってるのはすぐに分かりましたよ」 ダンテ「家族やタカさんまでは出し抜けねえか…。話をしよう…。まずは団子だがな?」  
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