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ダンテ「さて…」
ゴロウ「…」
サクラ「…」
ダンテ「そうさのぉー…。どっから話せば良いもんか…」
ゴロウ「ともかく…お前が俺らを置いていって何をしようとしたかってことだ」
サクラ「そうですよ。サクラは良いとしても、ゴロウを置いてまで何処に行こうとしてたんですか…?」
ダンテ「まずはそっからだわな…。俺がまずやろうとしていたこと…『侍合戦』と名付けられた合戦だ」
サクラ「『侍合戦』…?」
ゴロウ「それは一体…」
ダンテ「数年に一度、全国の侍たちが集結して、合戦し最強を決めるような合戦…とでも言っておくか…」
ゴロウ「全国から侍達が…?」
ダンテ「そうだ…!我こそはという者たちが一挙に集結し、タイマンで戦い最強を決める」
サクラ「そんな…全国から集まってやるなんて…初耳なのですよ…」
ダンテ「裏で執り行われているからな。一般人は知らなくて当然だ」
ゴロウ「裏で執り行われている…って何か悪いことを…?」
ダンテ「毎回、合戦に出場する前に死者を多数だしているからな」
サクラ「出場する前に…?ど…どうして…」
ダンテ「出場する前に過酷な試練が言い渡されるらしい。その試練に乗り越えられず死者がでちまったそうだ」
ゴロウ「お…おかしいじゃねぇかよ…!?死人を出してまで何故やるんだよ…!?」
ダンテ「そんなの簡単だ。己が最強と誰からも崇め、褒め称えられたいがため…。己の名誉や誇りのために!参加者は減らないらしい」
サクラ「そ…そんな…」
ゴロウ「だが、だんだんと話の内容がつかめてきたぜ…?ダンテはその合戦に出場するために、俺らを危険にさらせたくないんだな…」
ダンテ「まさしくだ」
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