一章 合戦の地へ

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  ダンテ「さて…」 ゴロウ「…」 サクラ「…」 ダンテ「そうさのぉー…。どっから話せば良いもんか…」 ゴロウ「ともかく…お前が俺らを置いていって何をしようとしたかってことだ」 サクラ「そうですよ。サクラは良いとしても、ゴロウを置いてまで何処に行こうとしてたんですか…?」 ダンテ「まずはそっからだわな…。俺がまずやろうとしていたこと…『侍合戦』と名付けられた合戦だ」 サクラ「『侍合戦』…?」 ゴロウ「それは一体…」 ダンテ「数年に一度、全国の侍たちが集結して、合戦し最強を決めるような合戦…とでも言っておくか…」 ゴロウ「全国から侍達が…?」 ダンテ「そうだ…!我こそはという者たちが一挙に集結し、タイマンで戦い最強を決める」 サクラ「そんな…全国から集まってやるなんて…初耳なのですよ…」 ダンテ「裏で執り行われているからな。一般人は知らなくて当然だ」 ゴロウ「裏で執り行われている…って何か悪いことを…?」 ダンテ「毎回、合戦に出場する前に死者を多数だしているからな」 サクラ「出場する前に…?ど…どうして…」 ダンテ「出場する前に過酷な試練が言い渡されるらしい。その試練に乗り越えられず死者がでちまったそうだ」  ゴロウ「お…おかしいじゃねぇかよ…!?死人を出してまで何故やるんだよ…!?」 ダンテ「そんなの簡単だ。己が最強と誰からも崇め、褒め称えられたいがため…。己の名誉や誇りのために!参加者は減らないらしい」 サクラ「そ…そんな…」 ゴロウ「だが、だんだんと話の内容がつかめてきたぜ…?ダンテはその合戦に出場するために、俺らを危険にさらせたくないんだな…」 ダンテ「まさしくだ」   
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