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ゴロウ「任せろい!」
サクラ「同じくです!」
ダンテ「頼もしいおふたりさんだぜ。ん…?キスケか…?」
キスケが現れる。
キスケ「主…」
ゴロウ「どうも…ってが忍装束じゃないな」
キスケ「今回は拙者も、主の旅を御同行させていただきます。なので、あまり目立たない私服に致しました」
サクラ「キスケさんの私服って初めて見たのです…。可愛いんですね」
キスケ「かっ…かっ…可愛い!?サクラ殿!御冗談はお止めに…」
サクラ「髪長いんですね?ちょっと待っててください。これで後ろ髪をひとつ縛りにしたほうか似合ってますよ」
サクラが手際よくキスケの顔を結んでやる。
ダンテ「おお!似合ってるじゃねぇかキスケ」
キスケ「あっ…主までっ!忍たる拙者が洒落た真似を…」
サクラ「もしかして…イヤでしたか…?」
サクラが微かに涙目になる。
キスケ「うっ…しかしサクラ殿…」
ダンテ「似合ってるから良いじゃねぇかよ?まさか、外すなんて言わねえよなキスケ?サクラ泣かせんだったら…」
キスケ「うっ…!…分かりました主…。サクラ殿、あっ…ありがたく髪留めをつけさせていただきますっ…」
サクラ「やった!」
ダンテ「そんなに顔を赤くするなよ?似合って…」
キスケ「あっ…主っ!?それ以上は言われないでくださいっ!」
ダンテ「そんなに焦んなよな?ところで、頼んでいたのは調べたか…?」
キスケ「はい。もちろんですとも。と言っても、少々時間が掛かりましたが…」
ゴロウ「頼んでいたの…?」
ダンテ「合戦には流派以外の浪人が出場する場合があるからな。その浪人を調べてもらったんだ」
サクラ「なるほど。確かに流派なら噂やらは聞きますが、浪人はまったくと言っていいほど聞きませんからね」
ダンテ「キスケ、お前が思うに恐ろしい浪人は何人居た?」
キスケ「さんにんであります主。内ふたりの流れ名が『大刀の虎』、『不死鳥の朱雀』」
ダンテ「『大刀の虎』…『不死鳥の朱雀』…。聞いたことねぇな」
キスケ「『大刀の虎』が…京の名門『吉野流派』を破滅させたそうです…」
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