一章 合戦の地へ

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  ダンテ「村ごと…だと…?」 ゴロウ「ちょ…ちょっと待て…!そ…そんな話…本当にあったのかよ…!?」 キスケ「確かな…情報かと…。拙者も聞いた時は…言葉を失いました…」 サクラ「酷い…。村の人までも…」 ダンテ「なんのタメに…」 キスケ「合戦の前に、力量を知られたくなかったから…としか…」 ゴロウ「なら…何故、村ごと…」 ダンテ「力を示し、力量を隠す。なんとまあふざけたマネしやがんだかな…!」 キスケ「ですが、ソイツも合戦に顔をだすかと噂されております」 ダンテ「…合戦に出場する理由がひとつばかり増えたぜ…」 ゴロウ「ダン…テ…?」 ダンテ「その腐った思想したクソ野郎を俺がたたっ斬ってやる!!」 キスケ「主…」 ダンテ「人を大量虐殺までして示す力なんざクソ喰らえだ!そんな奴に誇り高きサムライの名をもたせるのさえ惜しい!」 ゴロウ「流石、ダンテ兄貴!」 キスケ「何処までも付いて来ます主!」 ダンテ「そうと決まれば、身支度を早く整えよう。明日の朝一には出発するぞ」 ゴロウ「イエッサー!なら、俺は風呂掃除を任された」 ダンテ「キスケも入ってくだろ?」 キスケ「せっ…拙者がでありまするか!?」 サクラ「せっかくなんですから入ってきましょうよ」 キスケ「あっ!虫の知らせだ!すみませぬ主!明日早朝にて出直しまする!」 キスケは一瞬で去る。 ダンテ「あんな顔を赤くせんでも…。まったくシャイな子だなぁ」 サクラ「それでは、サクラは旅の支度をしますね」 ダンテ「うん。頼むぞサクラ。かなりの長旅になるからな」  
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