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ダンテ「村ごと…だと…?」
ゴロウ「ちょ…ちょっと待て…!そ…そんな話…本当にあったのかよ…!?」
キスケ「確かな…情報かと…。拙者も聞いた時は…言葉を失いました…」
サクラ「酷い…。村の人までも…」
ダンテ「なんのタメに…」
キスケ「合戦の前に、力量を知られたくなかったから…としか…」
ゴロウ「なら…何故、村ごと…」
ダンテ「力を示し、力量を隠す。なんとまあふざけたマネしやがんだかな…!」
キスケ「ですが、ソイツも合戦に顔をだすかと噂されております」
ダンテ「…合戦に出場する理由がひとつばかり増えたぜ…」
ゴロウ「ダン…テ…?」
ダンテ「その腐った思想したクソ野郎を俺がたたっ斬ってやる!!」
キスケ「主…」
ダンテ「人を大量虐殺までして示す力なんざクソ喰らえだ!そんな奴に誇り高きサムライの名をもたせるのさえ惜しい!」
ゴロウ「流石、ダンテ兄貴!」
キスケ「何処までも付いて来ます主!」
ダンテ「そうと決まれば、身支度を早く整えよう。明日の朝一には出発するぞ」
ゴロウ「イエッサー!なら、俺は風呂掃除を任された」
ダンテ「キスケも入ってくだろ?」
キスケ「せっ…拙者がでありまするか!?」
サクラ「せっかくなんですから入ってきましょうよ」
キスケ「あっ!虫の知らせだ!すみませぬ主!明日早朝にて出直しまする!」
キスケは一瞬で去る。
ダンテ「あんな顔を赤くせんでも…。まったくシャイな子だなぁ」
サクラ「それでは、サクラは旅の支度をしますね」
ダンテ「うん。頼むぞサクラ。かなりの長旅になるからな」
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