16068人が本棚に入れています
本棚に追加
/1132ページ
サクラ「遅いのですよ!何をなさっていたんですか!?」
ダンテ「男どうしの友情を深めあっていた…かな?」
ゴロウ「女の子にはけっして分からない臭い友情ってやつだよ」
サクラ「…知りたくないかも…」
ダンテ「うん。知らない方がいいかも」
ゴロウ「言っとくがタカさん的な行為はしてないだわさよ」
タカ「呼んだだわさ?」
ゴロウ「げっ!?タカさん!?いつの間に!?」
タカ「うふっ」
ダンテ「珍しいじゃねぇか。こんな朝早くからどうしたんだよ…?まだ、店の開く時間じゃ…」
タカ「だチンコの旅立ちに居合わせない…」
ゴロウ「だチンコとか言うなよ!普通にダチって言えよな!?」
タカ「うふっうふっ」
ダンテ「てぇことは、見送りに来てくれたんだな?」
タカ「何処に行くか、何をしてくるかは知らんだわさ。でも、死ぬようなことはするなだわさ?」
サクラ「タカさん…」
タカ「せんべつだわさ。ありがたく持っていきな」
タカが小包を渡す。
ダンテ「これは…?」
タカ「アタイの愛だわ…」
ゴロウ「返却ぅう!!」
タカ「うふっうふっうふっ」
ダンテが小包を開く。
ダンテ「みっ…みたらしに白玉!」
タカ「たんせいこめて作っただわさ。お腹減ったら食べな」
ダンテ「ありがとうよタカさん…。旅してもこれがあるなら寂しくねぇや。タカさんの団子さえあれば、きっと元気になるぜ」
サクラ「ありがとうございますタカさん」
タカ「どういたしましてだわさ」
ダンテ「ん…?キスケか」
キスケ「そろそろと思い参上仕りまし…」
タカ「あら!女の子みたいな可愛い坊やだわさねっ!遊んでかない?」
キスケ「へ…?ぼ…坊や…!?」
ゴロウ「ちょっ!キスケをそっちサイドには連れてくな!」
タカ「失敬だわさ?アタイがダークサイドみたいじゃないのだわさ」
ダンテ「リアルにそうだろ」
キスケ「よっ…よくは分かりませぬが、御遠慮させていただきます」
ダンテ「じゃあそろそろ行くなタカさん」
タカ「ちゃんと帰れようだわさ!」
ダンテ「おうっ!」
ダンテ達は歩き出す。
タカ「まったく…サクラちゃんといいゴロウちゃんといいあのチビちゃんといい…ダンテには可愛い子が寄り付くだわさね…。うふっうふっうふっうふっ」
最初のコメントを投稿しよう!