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キスケ「ゼェっ…ゼェっ…ゼェっ…」
ダンテ「そんなに息切らすまで暴れるか普通?」
キスケ「あっ…主のせいで…」
ダンテ「ほら、汗くらい拭けよな?風邪引くぞ」
ダンテが手拭いをキスケに渡す。
キスケ「はっ…はい…」
ダンテ「もう少し、歩こう。陽が沈む前に、下宿を見つけなきゃな」
キスケ(はわわぁ…。主の手拭いぃ…。主の臭いがするぅ…)
ダンテ「…スケ…キスケ!?」
キスケ「はっ…はいっ!」
ダンテ「どうした…?呼んでも返事はしないし…。つうか、いつまで鼻の下拭いてんだよ?」
キスケ「すっ…すみませんっ」
ゴロウ「ったく…。それでも忍者かよ?スキがありすきだぞ?」
キスケ「はい…」
キスケが縮こまる。
ゴロウ「それでも、ダンテに仕えてる身かよ?」
キスケ「はい…」
キスケがさらに縮こまる。
ゴロウ「チビ」
キスケ「…はい…」
キスケがさらにさらに縮こまる。
サクラ「ちょっとゴロウ…。可哀想ですよぉ」
キスケ「良いのですサクラ殿…。拙者が気を抜いていたのが悪いのです…あはは…」
ダンテ「お~い…」
キスケ「あはは…」
ゴロウ「また飛んじまったようだぜ…?」
サクラ「ゴロウが言い過ぎなんですよ」
ゴロウ「だってよお…」
ダンテ「ほらキスケ!元気だせよな!これからシッカリすれば良いからよ?」
ダンテがキスケの頭を撫でる。
キスケ「ふ…ふにゅぅぅん…」
ゴロウ「…へ?」
キスケ(主が頭を撫でてくれてるぅ…。幸せぇ…)
ゴロウ「猫みたいな顔になっちまったぞ…?」
サクラ「顔だけじゃなくて、体もですね…。猫みたいになっちゃってます完全に…」
キスケ「にゃうん…」
ゴロウ「耳と尻尾が生えてきてるような…錯覚に…」
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