二章 大刀の虎 長刀の鷹

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  客4「てめぇっ!」 客人達が刀を抜く! ダンテ(ここじゃ狭いな…。外に出よう) ダンテ「ゴロウ!」 ゴロウ「おうよ!」 ダンテ/ゴロウ「シンクロ!」 ダンテとゴロウがシンクロする! 客1「アイツ…妖怪とシンクロすんのか…!?」 ダンテ「逃げるぞサクラ!」 サクラ「はうっ…!」 ダンテがサクラをお姫様抱っこする。 ダンテ「頭借りるぜオッサン!」 客3「ふんぎゃあっ!」 客人の顔を踏みつけ高く飛び上がる! ダンテ「ついて来れるもんならついて来やがれ!」 客8「まっ…待ちやがれ!」 客人達がダンテを追う! コジロウ(『万屋ダンテ』…ダンテとはどこぞで聞いたかと思いきや…彼はなかなかの逸材のようですな…) コジロウがゆっくり立ち上がる。 ダンテ「よし!外なら思い切り出来そうだ!」 客1「ゼェ…ゼェ…やっと追い付いたぜ…。その四億五千両の首置いてきやがれ!」 ゴロウ『四億…五千…両…だとおっ!?』 ダンテ「俺の首の値打ち知ってるってことはアンタら裏の賞金稼ぎのようだな」 客2「四億両って言ったら遊んで暮らせる値段だからな」 客6「お縄にちょうだいしやがれ」  ゴロウ『お前さん一体、何をしなさった…』 ダンテ「今度話すよ…。サクラ、俺の後ろに居てくれ」 サクラ「あ…はい…」 ダンテ「オッサンら早いとこ逃げろや…?俺とゴロウとのシンクロは…ほとんど完成品に近いからよ…」 サクラ(確かに…ここ数日でお兄ちゃんとゴロウのシンクロは…上達してきてます…。何かが…溶け合ってるみたいに…) ダンテ「荒技だが加減はしといてやんよ!」 ダンテの手に水が集まる! ダンテ「はぁっ!」 ダンテの手から大量の水が放出され荒波と貸す! 客人達「うわあっ!」 ダンテ「ん…?」 客7「やるなアンタ…。アレに飲み込まれてたら一大事だったろうな」 客8「妖精の力とは恐ろしきかな」 ダンテ「あの荒波を一瞬にしてかわすとは…アンタら手慣れか忍者だな…?」 客7と客8が上着を脱ぐ! ゴロウ『忍装束だな…』  
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