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客8「佐々木家が何用でこのような地に…?」
コジロウ「言っているでしょう?貴公のような下種には時間さえ惜しいと」
客8「なっ…なめるな!」
客8が手裏剣を投げる!
コジロウ「弱い下種のすることですねぇ」
コジロウは難なく長刀で振り払う!
客8「後ろががら空きだ!」
ゴロウ『いつの間にアイツの後ろにまわりやがった!?』
ダンテ「忍者の十八番だよ。紛らわしのために手裏剣を投げたんだよ。刀を自分以外の者に背けさせるためにな」
サクラ「危ないっ」
ダンテ「イヤ…」
コジロウ「弱者が…うるさい真似をなさるからです」
コジロウが振り向かずに客8を突き刺す!
客8「かはっ…!バカな…まだ5歩の距離があるのだぞ…?何故…こちらが刺される…!?」
コジロウ「長刀ー備前。あまりの長さ故にまたの名を『物干し竿』とも言われています。たった5歩ほどの距離でかわせると思ったのが運の尽きでしたね」
客8「無念…」
コジロウが刀を客8から抜き取りゆっくりと振り上げる。
コジロウ「さようなら…」
刀が交じり合う音が響き渡る!!
コジロウ「む…?なんのマネですかなダンテ君」
ゴロウ『お前っ!何してやがんだよ!?』
ダンテ「刀を引けコジロウ。いかなる理由でも、人を殺めてはいけねぇんだよ」
コジロウ「ほう…。賞金稼ぎのような安い刀で私に立ち向かいますか…?」
ダンテ「刀をバカにしちゃいけねぇよ。サムライとして刀は誇りなんだぞ!?」
コジロウ「とりあえず、この者たちを生かしておく理由がありませんよ?貴公らを襲った一味なのですから」
ダンテ「なら、俺の顔に免じて許してやってはくれねぇかな」
コジロウ「殺されかけたのにですかな?」
ゴロウ(不味い!ダンテのほうの刀が砕ける!)
ダンテ「頼む。せめて、俺らの前では人を殺めないでくれや」
コジロウ「……」
コジロウが刀を引く。
パキンっとダンテの刀が砕け散る。
ゴロウ(あ…危なかった…)
コジロウ「変わっていますねダンテ君という人間は」
ダンテ「そりゃどうも」
コジロウ「刀は引きましょう。ここで四億と戦って傷にでもなったら元も子もないですからね」
ダンテ「聞いていやがったか」
コジロウ「えぇ…」
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