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ダンテ「ちきしょう…。今日はどうにも野宿らしいな…」
ゴロウ『まあ仕方ないじゃねぇか?だいたい、流派のひとりと一夜を過ごすのがまず、無理があったんだよ』
ダンテ「それもそうだわな。そういう意味じゃ、こうなって正解だったかもしれねぇな」
サクラ「あのぉ…」
ダンテ「とりあえず、シンクロ解こう。思ったより疲れた」
ゴロウ『あっ…。それもそうだな』
ダンテとゴロウがシンクロを解く。
ダンテ「手頃な横穴でも探そう。そこで、寝泊まりだ」
サクラ「あのぉ…」
ゴロウ「キスケは…?」
ダンテ「宿屋に刀置いて行っちまったからな。それを頼んだ」
ゴロウ「人使いが荒いな…。俺らの居場所に気が付くか…?」
ダンテ「問題はな…」
サクラ「お兄ちゃんっ!」
ダンテ「あんだよサクラ…?急に大声だしてよ…」
サクラ「抱っこ…してるの忘れてませんかっ…?サクラ、そろそろ下りたいですっ…」
ダンテ「あ…」
サクラ「にゅぅー…」
ダンテ「悪い悪い。つい軽くて気が付かなかったよ」
サクラを下ろす。
サクラ(はわわっ…!物凄く顔が近かったですっ…。やっぱり、お兄ちゃん…カッコイいです…)
ゴロウ「それで?キスケはどうやって…?」
ダンテ「すぅー…はぁー…」
ゴロウ「深呼吸…?」
サクラが耳を塞ぐ。
ゴロウ「サクラ…?お前一体、何をしてるん…」
ダンテ「キスケエエエエエエエエェェェェェェェェェェェェェェっ!!!!!大好きだああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
ダンテの大声が響き渡る!
ゴロウ「ぎゃああす!鼓膜鼓膜があぁ鼓膜があぁ鼓膜があ!!!」
キスケが顔を真っ赤にして、茂みから顔を出す。
キスケ「あっ…あっ…主!いっ…いっ…一体、何をおっ…仰いますかぁっ!?」
ゴロウ「来んの早!?」
ダンテ「四秒フラット。また腕をあげたなキスケ。イヤ、こういう場合は脚を上げたか?」
キスケ「主っ!ですから何故、あのようにおっ…おっ…お叫びに!?」
ダンテ「なんとなく、つか早くキスケを呼びたかった」
ゴロウ(恐ろしきかな…)
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