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その日時空管理局にいた職員は驚愕した、何者かに電波がジャックされ、モニターに鎧に身を包んだ一人の少年が映されたからだ、少年は微笑んで語る
「今日は時空管理局の皆さん、安心してください、皆さんに危害を加えるつもりはありません。お願いを聞いて頂きたくて電波をジャックさせて頂きました、どうかレリックを譲って頂けないでしょうか?」
レリック……それは先のJS事件で問題となったロストロギアである、当然渡せるはずもない、その通信を見ていた元起動六課隊長の八神はやてはきっぱりと答える
「残念ながらその要求には答えられません」
その間に警備員が少年の周りを取り囲む
「やっぱりダメか」
シンジは肩を落とす
「きみを拘束する、大人しくしたまえ」
警備員の後ろからピンクの髪を後ろで束ねた鎧姿の女性があらわれて宣告する
「あなたは?」
「時空管理局のシグナムだ、大人しくしてもらおうか」
そういってシグナムは自らの相棒レヴァンテインを構える、それをみてシンジも半身になり槍、ロンギヌスを構える
「残念ながら、僕は捕まるわけには行かない」
二人の間に緊張が走る
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