始まり……そして出会い

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先に仕掛けたのはシンジだった、まず縦に、そして横にと切り付ける 「せいっ」 振りぬいた槍をすぐに戻しまた切り付ける、シグナムはそれをレヴァンテインで受け、鍔迫り合いになった しかし、すぐに二人は距離をとる 「やるな、では、次はこちらから行くぞ!レヴァンテイン!!」 シグナムの声とともに剣の鍔あたりからカートリッジが吐き出されレヴァンテインを炎が包む 「紫電一閃!」 「くっ!」 レヴァンテインの一撃をロンギヌスで受ける だがその状態からのシグナムの蹴を受けたシンジが吹飛ぶ 「うっ、この人強い、しょうがない、イロウル」 「了解、武装をストライクに変更」 そして光の中から現われたシンジは鎧が剥がれ両手に刀を握っていた 「さぁ、第2ラウンドの開始だ」 「おもしろい、こい!」 瞬間シグナムの視界からシンジが消えた 「⁉」 「後ろだ!」 いつのまにかシグナムの後ろに回り込んだシンジが刀を反してその峯をシグナムに叩きつけた 「ぐはっ、くっ!油断した」 すぐに体勢を立て直そうとしたシグナムの喉元にシンジの刀が突き付けられる 「もう一度言います、レリックを僕に渡してください……」 シンジは辛そうな表情を浮かべた 「君は……」 シグナムが何かを発そうとした時「シグナム!避けろ!」 いきなり背後から五つの鉄球がシンジに襲い掛かる 「⁉」 シンジはすぐにシグナムと距離を置き鉄球を迎撃する 「あんたらしくねーな、油断したか?」 背後から現われた少女がシグナムに声をかける
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