始まり……そして出会い

6/6
前へ
/86ページ
次へ
「リーン、トレースはできてるか?」 「無理ですぅ、どうもあれは転移魔法とは違うみたいですよ」 そっか、と頷いてハヤテはシグナムに顔を向ける 「シグナムあの子をどう思う?」 「悪……という風な感じは受けられませんでした、しかしあの力は本物です、おそらく我らヴォルケンリッターが束になっても勝てるかどうか……今回の撤退も周囲への被害を考えたものかと」 「ふーん、まぁ、ええわ。けど、どうするべきやろなぁ」 ハヤテはそう呟いて空を仰いだ 「さて、これからどう動こうかなぁ?さすがにずっとディラックの海に潜ってるわけにはいかないし、あの人たちが相手だと一人でやるにはむりがあるよね?」 暗い暗い虚数空間の中でシンジはイロウルに問い掛ける 「はい、いかにマスターといってもあのレベルが7人では勝つのは無理かと」 「7人?3人じゃないの?」 「管理局のデータバンクにはあと4人高レベル魔導士の存在が確認されています、4人とも先程の女性達と個人的な繋がりがあるようです」 「となるとこちらも戦力を揃える必要があるね、あてはある?」 「検索中……しばらくお待ちください………検索終了、該当者が3人でました」 「じゃあ、その人のところに行ってみようか」 「了解、空間を接続します……」
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

750人が本棚に入れています
本棚に追加