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「リーン、トレースはできてるか?」
「無理ですぅ、どうもあれは転移魔法とは違うみたいですよ」
そっか、と頷いてハヤテはシグナムに顔を向ける
「シグナムあの子をどう思う?」
「悪……という風な感じは受けられませんでした、しかしあの力は本物です、おそらく我らヴォルケンリッターが束になっても勝てるかどうか……今回の撤退も周囲への被害を考えたものかと」
「ふーん、まぁ、ええわ。けど、どうするべきやろなぁ」
ハヤテはそう呟いて空を仰いだ
「さて、これからどう動こうかなぁ?さすがにずっとディラックの海に潜ってるわけにはいかないし、あの人たちが相手だと一人でやるにはむりがあるよね?」
暗い暗い虚数空間の中でシンジはイロウルに問い掛ける
「はい、いかにマスターといってもあのレベルが7人では勝つのは無理かと」
「7人?3人じゃないの?」
「管理局のデータバンクにはあと4人高レベル魔導士の存在が確認されています、4人とも先程の女性達と個人的な繋がりがあるようです」
「となるとこちらも戦力を揃える必要があるね、あてはある?」
「検索中……しばらくお待ちください………検索終了、該当者が3人でました」
「じゃあ、その人のところに行ってみようか」
「了解、空間を接続します……」
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