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イライラする度に八つ当たりされ
原口店長のミスでもいつも私が悪い事になり
理不尽だと感じながらも
「すみませんでした」
と頭を下げる
そのくせ機嫌がいい時だけ
「ちょっと休憩しなよ」
とか
「このお菓子おいしいから食べなよ」
とか機嫌を取るような事をする
原口店長に接すれば接するほど私は店長が苦手になる
違う…
もう苦手なんて分野じゃあ収まらず、嫌い、と感じるホドになっていた
その頃、離れて暮らしてた拓斗から
「お母さん落ち着いたんやったら、こっちに帰ってけーへん?」
と話を持ちかけられた
お母さんには
「わざわざ遠くなる向こうから仕事に通うのもしんどいだろうし、わざわざ出ていく必要ないんじゃないの?」
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