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やべぇ…
俺とした事がドジ踏んじまったぜ。
とりあえず、バイク動くかなぁ。
「うぉっ!」
俺はバイクを起こそうと力を入れた。しかし、その瞬間、腰に激痛が走った!
ばぁばあ~ん
「いい痛っ!」
クソこんな時にぎっくり腰かよ!
俺は昔に重い物を運んでる際に腰を痛めて以来ちょっとした事で、ぎっくり腰になる体質に変貌していたのだ。
ダメだ。これじゃあバイクなんて運転できない。どうする俺。
[運転うんぬんより、バイク壊れてるだろ。]
しょうがない、ラッセーヌⅢ世はここに置い行くしかないか。
誰か盗んだりしないよなぁ。
[いや、だからハンドル曲がってるしライト割れてるし、オイル漏れてるんだから、誰も盗んだりしないよ。盗みやしないが、ゴミとして処分されるかもね。]
とりあえず友達に送って貰うか。
携帯、携帯、携帯…
あれ?
確か家に出る時持ち物チェックして…
してない…
ま、まさか、忘れたかも
とりあえず、タクシーでも拾うしかないな。
俺は足を引きずりながら広い通りに向かった。
クソ!こういう時に限ってタクシー来やしない。
キー
あれ車が止まったぞ。
「ね~♪タカシじゃない!どうしたの?」
車の窓が開いて俺の昔し付き合ってた彼女が懐かしそうな顔で俺に手を降って声をかけてくれた。
「懐かしいな。元気そうで何よりだ。じゃあまたな!」
俺はあえて冷たい態度で応対。なぜなら、彼女はかなりの焼き餅焼きで、はっきり言えばウザい。
なにかと浮気してるでしょう!
本当に私だけを愛してるの?
って聞いては俺を困らせた。
そんな頃に今の彼女と知り合って彼女と別れたのだ。
「え~。元気よ。それよりどうしたの?顔から血が出てるよ。」
ウソ、あ、あ~!
な。なんだこりゃあ!
俺はべっとり手に付いた血を見て絶叫。
「とにかく乗りなよ。病院まで送ってあげるわ。」
「ワリぃ。じゃあ乗せくれ。だけど、病院じゃなくてガスト(待ち合わせの場所)まで連れてってくれ。」
「病院に行きなさいよ。まだ、血が止まってないじゃい。病院に行ってからならガストに連れてってあげるわ。」
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