懐かしい港町

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ふと、町の掲示板らしき物が目についた 「何々…『異国サーカス~レイディーバースデー~本日開演!!御見過ごしの無いように!!』 『世界の刀剣展~いにしえの魔聖剣~』ね… 見るからに阿呆らしい催し物だなこりゃ」 スッと視線を横へずらしてみると賞金首共の手配書が貼ってあった…よく見ると俺のもあった 「懸賞金3600万JD(ジェレイド)… 前より200万上がってやがる」 [ちなみに1JD=一円の価値] 「なんだい?アンタ、賞金稼ぎかい?なら、ソイツは止めときな…レベルが違い過ぎる」 ふと、よぼよぼの爺さんが話しかけてきたので話を合わせることにした。 「止めとけってどういう事だよ爺さん?こんな奴、それほど強い気は」 「シュラヴァリエル・オーテライト・ウグラテウス 又の名を快楽の殺戮者,破壊の奇想曲,死神戯曲…etc 噂だと奴はあの『天冥戦争』の生き残りで『この世の災悪と破滅』の象徴とまで呼ばれとるんじゃよ」
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