懐かしい港町

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<[死葬脚] それは死神特有の歩行方法… 別名:サイレント・エッジ 文字通り…この歩行はとにかく瞬速かつ無音 『気配』,『物音』,『体温』その他諸々を遮断し、相手に気付かれずに接近する為の本来は暗殺・不意打ち向きの歩行術とされる死神独特の基本スキル 故に、『気が付けば死神が自分の真後ろに居る』と言われ恐怖される理由である。 BY作者> 本編↓ 俺は柄にもなくひたすら人ゴミの間をぬいながら必死走っていた 「全く…最近、調子狂うな 本当はこんなキャラじゃねぇのによ」 それもこれも…あの女…ジュンに出会ってからだ アイツと過ごしてると妙に調子が狂う… 本来、死神ってのは畏怖されるべき存在の筈だ 普通の人間なら『死神』と聞いただけで恐怖するか俺から遠ざかる筈だ… それくらい死神はこの世界ではタブーに近い なのに…アイツだけは全く違っていた まるで、俺を死神だと認識しないで普通の人間のように接していた 初めて会った時もそうだ… 怖がったのは一瞬だけで、後は無邪気に笑っていた 「一体…何もんなんだ?アイツ」
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