懐かしい港町

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しばらく人影を追跡して行くと…いかにも裏稼業の方々の根城としていそうな港近くの空き家を発見した 「居てくりゃ良いんだが… まあ、暇潰しには」 ガチャリ… 「動くな…手を頭の後ろに組め」 見張りらしき男に銃口を突き付けられる 「お前…この辺じゃあ見掛けない顔だな…何者だ?」 「通り過がりの旅人だよ…悪いけど人を捜してるんだわ 長髪眼鏡の女で、名前はジュンってんだけど知らないか?」 「…知らんなそんな女 とにかく、今回は見逃してやる…早々に立ち去」 「生憎、俺は町の連中がソイツをこの辺りで見掛けたって言ってんだよ(嘘八百) …正直に話さねぇと後悔するぜ?」 「脅しか? 悪いが…その程度の脅しは俺には通用しない もう一度言う…見逃してやるから早々に」 「はぁ~…此処まで言っても通用しないのかよ 仕方ねぇな」 ヒュウン!!と俺は男に向かって瞬速の廻し蹴りを放つ バキッっと肋骨が砕ける音と共にうずくまる男の顔面に掌底をかます 「形勢逆転だ… さてと、もう一度聞くぜ? 長髪眼鏡の女は何処へやったんだ? 答えなきゃ…死ぬぜ?」 すると、男は焦り始めた 「しっ知らない!! 俺は下っ端だから何も知らないんだ!! 本当だ!!!見逃してくれ」 …嘘は吐いてないようだな でも、騒がれんのも面倒だし… バキッ!! 顔面殴って気絶させた
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