懐かしい港町

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「存在が気に食わない、か…」 そう呟くとハルノは少し考える仕種をする 「んじゃ、俺は行かせて貰うぜ またな、ハルノ」 と、俺が立ち去ろうとした瞬間 「よし!!俺もアイツ等潰すの協力してやるよ」 何故かハルノがやる気だった 「おい、ハルノ? あそこ、お前のお得意さんじゃないのか? てか、言っちゃあなんだが…良いのか?」 すると、ハルノはヘラヘラ笑いながら 「気にすんな…俺も前々から気に食わなかったんだよな~ つーか、アイツ等のおこぼれ貰うよりかは幾分かこっちの方が面白そうだしな ほら、よく言うだろ? 『思い立ったが吉日 天啓混じえた縁しの仲はなんとやら 旅は道連れ、世は情け』ってな」 いや…全然、言わない上に色々と言葉混ざってるし…意味不明だ 「なんだよ…その格言? ごちゃごちゃだな つーか、『天啓混じえて』って何処の格言だ?」 「ウチの死んだ爺ちゃんがよく言ってたんだよ。 『本当の友達ってのは正に神様からの贈り物だ』ってな」 訳が分からん…
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