奇妙な出会い

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まぁ一応、人の魂とか刈り取るのも仕事の内だが… そりゃあ、副職みたいなもんだ。ま、信じるかどうかは人それぞれだがな」 彼女は、その説明を黙って聞いていた。 その反応に対して彼はふと疑問に感じたのか彼女に問掛けてみた。 「…お前、俺が怖くないのか?」 その問掛けに対し、彼女はキョトンとした面持ちで「何が?」と聞き返してきた。 「お前、さっき迄俺の事怖がってたのに…怖くないのか?俺、死神だぜ?」 すると、彼女は突然笑い始めた。 「なっ何笑ってやがる!!」 と、彼が問い積めると彼女は笑いながら答えた。 「ごっごめんなさい…だっだって、今の説明を聞く限りだと…プクク…今まで聞いてたのと全然違うから何か安心しちゃって…しかも、貴方みたいな死神全然怖くないんだもの…だから、…プクク…おかしくっておかしくって…アハハ」 「お前って…変わった人間だな」 と、彼は呟く すると彼女は、「言っとくけど私は"お前"って名前じゃなくて"ジュン"って言うのよ」 と、言い返していた その反応に対し、彼は突然笑いだしたかと思うと 「ギャハハハ!!こいつぁおもしれぇ…死神は怖くねぇって言うし、ましてや死神の俺に名前迄教えるとはな…全く、おもしれぇ人間だなぁお前は…」 と、呟いた後彼女方を見つめて 「ま、そういう奴は俺は嫌いじゃねぇよ…」 と、言った。 ふと、彼女は彼に問掛ける。 「そういえば…貴方は何て言う名前なの?ほら、私ってば貴方に名前教えたのに私が貴方の名前知らないんじゃなんか不公平じゃない?」 彼は、少し考える仕草をした後 「俺は、少々気まぐれ屋でね…ただじゃあ教えない主義なんだが…まぁ、そんな事言われちゃぁ仕方ねぇな…んじゃ、クイズ」と、言いかけた所で彼女が 「じゃあ、私が貴方の名前を当ててあげる。」と提案した。 彼は、内心複雑な気分だったが 「じゃあ、ヒントはいくつ欲しいんだ?」と、彼女に問掛ける。 「ん~…じゃあ、ヒントは三つ、四つ欲しいかな?それ以上は欲張りかなぁ?」 彼は、その問掛けに対し 「別に…構わねぇよ」と、答えた。 「それじゃあ…貴方の名前のイニシャルを教えてくれない?」 「イニシャル?…S・O・Uだ。一応、偽名じゃねぇぜ。」 「それじゃあ…貴方の名前って格好良いの?」 「格好良いのかどうかは人それぞれだが…まぁ、格好良いんじゃね?」 「それじゃあ…貴方の名前の意味を教えてくれない?」 「守護者・太陽・破壊者…だったかな?」
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