懐かしい港町

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しかし、考えてみれば…答えは単純明快だった …あの日、たまたま入った病院の一室に居た少女に出会ってから俺の感覚は変わってしまったかもしれない いつ死ぬのかも解らないまま…己に残された一生を懸命に生き続けてる少女 意地っ張りで時々、強がりや我が儘ばかり言うけれど …本当は淋しがり屋の優しいあの少女の可憐で儚い笑顔が俺の脳裏に映ったからだ…
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