優人 17歳 夏

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さっきの部屋のドアを勢いよく開けると、そこに居る筈の両親は…………………………………                          居なかった。俺は何が起きたのか分からず、わんわん泣いて飛び出し片っ端からドアを開けていった。             開けても、開けても両親は居なくて廊下の端まで来た時、オバサンが追いついて俺を掴まえて話しだした。              「優くん、よ~聞いてな?お父さんとお母さんな、ちょっとの間優くんと一緒に居る事出来なくなったの。でも、優くんが良い子にしてたらお父さん達迎えに来るからオバサンと一緒に待ってようね?」             俺は             「良い子にしてたら、お母さん迎えに来てくれるん?じゃぁ、僕良い子にしてる!」             その日から俺はそこで暮らす事になる。
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