*+。いつもと違う日。+*

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朝、俺はいつも通り優璃を叩き起こすために、優璃の家の前に向かった。 いつも寝坊してる優璃を起こそうと思ったのに、優璃は家の前で立っていた。 寝癖をつけながら。 「おはよ。今日は早いな。」 「えっへへー。早起き頑張ったんだー!まあ、起こしてくれたのはお母さんなんだけどね。」 寝癖だらけの頭をボリボリと掻きながら、優璃はいつものように笑った。 「頑張ったのオバサンじゃん。」 寝起きが悪い優璃を起こすのは、どれだけ大変だろうか。普通の人には分かるまい。 オバサン、お疲れ。 「なにさー!私だって、頑張ったよ!寝癖頑張って直したんだよ!」 優璃が威張りながら言うものだから、突っ込んでやりたかったが面倒くさいからヤメた。 それより、いつも通りの毎日をまた送れるから、優璃にこの気持ちを伝えよう。 「優璃。」 「ん?なに?」 「好きだよ。」 優璃は一瞬目を大きく見開いて固まったけど、次の瞬間思いっきり花が咲いたような笑顔になった。 「私も! 彼方大好き!!」 キミの笑顔を見て、俺も笑った。 キミに伝わってんのか分かんねーけど…伝わるまで、何度でも言ってやる。 今は… キミの『好き』と俺の『好き』は、今は違うけど、きっといつかこの想いがキミに伝わるように。       END  
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