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良彦は警視庁の一室にいた。
4畳半ほどの広さの部屋に、机と椅子がある。
石橋を頼ってきたのだが、あいにく会議中だという。
そこで警官にここで待つように言われたのだ。
暫くすると石橋が入って来た。
「いやぁすみません。警視総監の件で捜索会議をしていました」
石橋は向かいにこしかけながら話してきた。
「それで、今日はどうされましたか」
石橋から話しを切り出した。
「は、はい。それが…」
良彦は青ざめた顔しながら暫く俯いていた。
辛抱強く待つと、良彦はひとつの小包をだしてきた。
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