復讐の再開

11/13
684人が本棚に入れています
本棚に追加
/67ページ
小包を抱えて部屋の中へ戻った。 小包には『なまもの』と書かれている。 「誰だろう」 そう言って差出人を確認すると、そこには何も書かれていなかった。   差出人の書かれていない小包は、良彦宛てだった。 妙に不気味に思えてくる。 背筋に悪寒が走り、手には冷や汗が溢れ出している。 どうしても小包を開ける気にならない。 嫌な予感がするのだ。   暫くは小包と睨み合いをしているだけだった。 しかしそうしていると、中身が気になってくる。 結局、良彦は小包に手をのばした。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!