プロローグ

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学校に着くと生徒達が掲示板の前に群がり、騒ついていた。 「……何だろう?」 ヤマトもその中に押し入って掲示板を覗き込もうとした時 いきなり腕を掴まれ人混みから引きずりだされた 「な、なにするんだよ!」 腕を掴んだのは、同じクラスの 親友ライトだった ライトは、背が低いけれど足が早く、おまけに人混みをかき分ける能力は凄かった 「なんだ、ライトだったのか!驚かすなよ!」 「驚いたのは、こっちの方さオレとお前、掲示板に上がってるぜ!」 「マジか? 掲示板に、名前が……」 学力の均一化を図る為、最近始まったエリアごとの生徒達の入れ替えである そして、掲示板に名前が上がったと言う事は、転校を意味している 「それで、俺とライトは何処へ行くって?」 「それが……ハイド島なんだよ……」 ライトは、不安げに呟いた 「えっ!? ハイド島、なんで、そんな所に……」
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