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オレンジ色の空は次第に暗くなり
星がキラリと光るばかりだった。
「あの、えっと……」
美香はオレンジ色の髪の少年をただ見上げることしかできなかった。
それに気付いたかのように少年は美香の顔をじっと見つめる
「ああ。美香ちゃんか。」
何かに気付いたかのように驚いた表情をして手を叩いた
「え?何で私の名前……貴方は?」
にこり、と少年は笑いながら
「なんででしょうか。あのさ、僕待ってたんだよね。美香ちゃんが来るの」
そう言い終えると少年は蜜柑の木の中に置いてあったベンチへ腰掛けた
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