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輝の手のひらには血で真っ赤に染まった穴が開いていた。
更に小林は…
この後小林がした事は、ここには書けないような事を、私の目の前で見せつけた。
ただ言えるのは、
<<小林は輝を苦しめながら…>>
そして、輝は…
お分かりだとは思いますが、そうです…
こんな世界に足を踏み入れなければ‥
普通に暮らしていれば‥
これがこの世界なんだ。
<<姐さん>>
とゆう立場はこうゆう事なんだ。
小林にとって私は、
小林の数ある私物の中の1つにしかすぎないのﾊｽﾞなのに…
私はこの瞬間を今ﾃﾞﾓ忘れない。
忘れてはいけない。
わざと思い出さないようにしていても、
心の隅で決して溶ける事の無い氷として、あり続けるだろう…
あの時『抱いて‥』
なんて言わなければ…
輝の残りの人生を私が…
この時いくら後悔したって意味の無い事だが、ただただ後悔せずにはいられなかった。
いつまでも引きずっているわけではないが、輝に報いる為にも一生背負って、墓場ﾏﾃﾞ持って行く覚悟だ。
私はあなたを
忘れない…
私の中で輝は
生き続ける。
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