第1章・「過去」

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留置所では10日間を過ごし少年鑑別所へ…   葵はこの時、彼女が浮気しているのではないか心配していた   「里美に会いたい」   里美への思いが 葵の胸をいっぱいにし 逢えない不安が 葵を情緒不安定にする   「あぁっ。もう!」   頭をガリガリ掻き イライラが溜まる   そんな時一通の手紙が届いた   (里美からだ!)   すぐさま手紙を開けて見ると   「ずっと、出てくるまで待ってるからね?」   葵は手紙を見ると 頬をつたい、涙が零れた   (こんな俺を待っててくれる…)   葵はその時やっと 自分の犯した罪を悔やんだ
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