青色

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         私が一人の男へ恨みを晴らし終わった頃。他の2人も終わったらしい。    リーダーかくだった男へ目を向ける。起きていたらしく部屋の角で酷く震えていた。  私達はゆっくりと彼に近付いた。 「ひぁぃぃ…わ、悪かったよ。ほんとうに…すまねぇと思ってんだ……だ…だから殺すのだけは……」    私達は泣きながら一斉に襲いかかった。  首を絞める男の子。腹の上でジャンプをする女の子。棒でえぐる私。    最早終わった頃には人としての原型を留めておらず、グチャグチャの肉塊となっていた。          
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