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「どうしたんだよ。泣いてるのか?」
「私剛斗が好き。私の傍に居て。私を守って。今夜が最後なんて嫌だよ」
泣きじゃくる恵子に俺は抱擁して大丈夫、大丈夫、と、声をかける事しか出来なかった。
それに受け応えるように、恵子は両手を俺の背中に回し顔を近づけてそのままキスをした。俺はわけがわからなくなった。鼓動が高鳴り、息遣いも荒くなる。
ただ目の前の恵子を強く抱きしめ、歯止めも効かないままキスを交わした。
「剛斗。して」
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