込み上げる温もり
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恵子の声が聞こえる。俺の肩を揺すって起こそうとしていた。昨夜は何時に寝たのか覚えていない。さすがに寝起きが悪かった。俺が起きると恵子は笑顔で応えた。思わず俺は恵子の頭を撫でた。悪かった寝起きも吹き飛んでしまうほど、いい笑顔だった。ふと時計に目をやると、7時を回っていた。 「何とか間に合うかな」 正直朝起きれないと思っていた。 「早くしないと遅刻しちゃうよ」
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