無垢な少女の恐ろしさ。 ハーヴェイ×キーリ

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「キーリ、ところでなんでそんなこと聞きたいんだ?」 「笑わない?」 「笑わないから、言ってみろ。」 「あのね…街で妊婦さんを見掛けたの。それで、その妊婦さん、すごく幸せそうだったの。私、うらやましいと思って…」 「ふーん、で?」 「それでね、私も何か形に残る確かな証拠みたいなのが欲しいなって思ったの…」 「お前、そんなの考えてたの?」 「別にね、子供が欲しいって思ったわけじゃないの;ただ、私たちがこうして一緒にいたっていうのが欲しいなって…」 「キーリ…」 お前、ちゃんと知ってたんだ。子供の作り方。…それにしても、この雰囲気どうする?なんか、俺ヘンだな。 別に、キーリが隣にいてあれだなって思ったわけじゃないし…あれって、何だ?自分で言ってて、何かおかしい。
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