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眩い光が地上を舐める。
眩いばかりの白光が通り過ぎた後には赤熱し、溶岩へと変わった地面だけが残っていた。
人々は混乱の様相を示している。
突然の白光、そして溶岩へと変わり果てた大地。
それらの事実を脳が認識して、混乱は絶望へと変わっていく。
絶望した人々は、ある者は地に平伏し、神にすがり助けを求める。
またある者は狂ったように笑い出す。
『世界の終わりだ!俺達は皆死ぬんだ!』と。
やがて白光は止み、地上は溶岩と放射能に侵され、人の心には絶望のみが残った。
生き残った人々は絶望に溢れ、刹那の快楽を追い求めた。
犯罪は横行し、人口はみるみる内に減少し、強い者だけが生き残る、そんな世界に変わって行った。
まるで自然界の、弱肉強食のような、そんな世界に変わっていた。
あなたなら、こんな絶望に満ちた世界でどう生きますか?自らも犯罪に手を染め、人の犠牲の元に生き延びますか?それとも、絶望を跳ね退け、人々と助け合いながら生き延びますか?
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