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ある日、天使と悪魔の間で戦争がおきました。
両者の実力は拮抗していました。
両者ともに次々と死人が出ていき、ついには、一人ずつになってしまいました。
天使が言いました。
「あなたはなぜ戦うのですか?」
悪魔が答えました。
「戦わなければいけないからさ。」
天使がまた聞きました。
「なぜ、戦わなければいけないのですか?」
悪魔がまた答えました。
「お前達をこの世界から消さなければいけないからさ。」
天使がさらに聞きました。
「なぜ、消さなければいけないのですか?」
悪魔がさらに答えました。
「俺達にとってお前達が邪魔だからさ!」
言うと同時に悪魔は天使に襲いかかりました。
天使はその攻撃をかわしながら言いました。
「もう天使も悪魔も私たちしかいません!これ以上戦う意味はありません!」
悪魔はその言葉に動きを止めました。
天使はその隙を見逃さず、悪魔に攻撃しました。
悪魔はかわすこともできずに殺されてしまいました。
天使は冷徹な笑みを浮かべて言い放ちました。
「天使は私たちの他にもいますよ。あの程度の言葉で惑わされるようではまだまだですね。」
この狡猾な天使。まるで悪魔のような天使だと思いませんか?
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