96人が本棚に入れています
本棚に追加
すると誰かが“伯爵様!”と呼ぶ。
「ナスタシアの報告にあった勇者とやらは、ようするに伯爵様の敵ということでありますか?」
そんなことを聞くドドンタス、どうやら頭は悪いらしい。
「ならばこのドドンタス、ドドンと許しておけません! 是非ともその勇者を成敗させてください!!」
「よかろうドドンタスよ、そのナンチャッテ勇者をサクっと始末してくるでワ~ル」
「お任せください伯爵様! このドドンタス、命にかえましても!」
そう言うとクルッと後ろをむく。
「マネーラ! ディメーンよ! オレ様のカッチョイイ姿をしかと見てるがいい!!」
そう言ってどこかにいくドドンタス。
「う~ん、そうだなぁ……じゃあボクもちょっと出かけてこようかなっと」
するとディメーンも消える。
「ワルワルワ~ル。勇者よ、余を止められるものなら止めてみろ! 世界が滅びてしまう前にな……。ワ~ルワルワルワルワ~ル!」
最初のコメントを投稿しよう!