ステージ1ラインラインランド

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 “世界を救う”という大きな大きな使命を突然託されてさまったマリオ  はたして彼はノワール伯爵の野望を阻止できるのでしょうか?  そしてさらわれたピーチ姫達と再開できる日はくるのでしょうか?  不安と希望をのせた冒険の旅の始まりです。  ~冒険の始まり~  赤い扉をくぐり抜けると、緑がいっぱいの道にでてきた。 「ピュアハートの存在を感じる……でもまだここからは遠い……。デアールは次元仙人と呼ばれるア・ゲールに会って次元技を授けてもらえと言っていた。まずはア・ゲールを探しましょう……」 「オッケー!」  マリオは頷く。 「あともう一つ、ここから先、何か知りたいことがあったら私に聞いて。色々わかるから」 「へぇ! アンナはすごいな」 「別に……先に進みましょう」  アンナに促され、マリオは先に進んでいく。  少しいくと一軒家があった。その先にはいけないので、マリオは入ってみることに。 「?? あれ、何もない……」  するとアンナがマリオの前にくる。 「空き家ではない……、この部屋には何かある……」  アンナは壁を調べていく。 「隠された扉がある……、今からアナタにも見えるようにする……」  そう言うと、壁から扉が現れた! 「入りましょう……」  マリオはその扉に入っていく。入ると普通の家みたいだ。 「ゲルゲルっ? 誰だゲル? このスーパー次元仙人ア・ゲールの家に無断でズカズカと入ってくるのは?」  部屋の奥にはこれまた変わった格好のおじいさんがいた。 「それにどうやって秘密の扉を見つけおった……、!! むぅ!? 赤い服に青いツナギ……そしてフサフサのヒゲ! お主のその格好、言い伝えにある勇者の姿と全く同じゲル! お主まさか……伝説の勇者!!」 「そうだけど♪」  少し得意そうな表情になるマリオ。 「……のファンだゲル?」 「ってちげー!!」  バタッとコントでありそうなこけかたをする。 「こりゃまたすこぶる気合いの入ったコスプレだゲル!」 「だーかーらー、違うって言ってんだろが!」 「彼はマリオ、本物の勇者。私達はデアールに言われてここに来た……」  アンナが事情を説明。 「デアールとな!? こりゃまた懐かしい名前を聞いたゲル、まだ生きておったでゲルか! まぁデアールが言うのであればおそらくお主は本物の勇者に違いなかろう……たぶん」
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