96人が本棚に入れています
本棚に追加
新たな力“次元技”を手に入れたマリオ達
しかし、目的のもの……ピュアハートはまだ見つかりません
襲いくる敵を振り払い草原をぬけると、道は山へと続いています
「ついてきて……」
アンナはそう言って先に進みます
どうやらピュアハートは目の前にそびえる山のむこうにあるようです
~山をこえてレッツ・ゴー~
「この山のむこうからピュアハートの反応を感じる。でもまだまだ遠い……」
「早くみつからねぇかねぇ」
高い山を見上げながらマリオはつぶやく。
まぁ進まないことには話も進まないので、とりあえず進む。
高い山を少しずつ登っていくと、途中の道がなくなっていて進めない。
「あれ、先にいけねーじゃん」
「マリオ……」
アンナが近くにある看板を教える。
「“現在通行禁止! 橋の管理人レド”だって。仕方ない、そいつに会いにいくか」
近くに家があったのでそこに入っていく。
「あり、誰もいないのか?」
家の中には人の姿が見えなかった、二次元では。だが、三次元にすると人がいた。
「お前! オレが見えるんだな!?」
「ああ」
「ようやくオレの存在に気がついてくれる奴に出会えたぜ!」
なにやらかなり喜んでいる様子。
「どうしたんだよ?」
「2・3日前にベッドで寝ている時に変な寝返りうったらこんな風になっちまったんだよ! ひょっとするとコレって3Dの世界ってヤツか? 村の奴らは誰もオレに気がついてくれねぇし、この先一体どうしようって思っていたところなんだ。お前が来れて助かったよ」
こいつドジだなっと心の中で笑うマリオ。
「お前さっき2Dと3Dの世界を行ったりきたりしていたよな。それならお前と一緒にいたら元に戻れるに違いない! だからオレのすぐ側で元の世界に戻ってくれよ、しっかりお前を掴んでいるからさ」
「ったく、しかたねぇな」
マリオは次元を二次元に戻した。するとオヤジも二次元の世界に戻る。
「おおっ! やったぜ! 元に戻った!! ありがとうよ、ウルトラスーパー助かったぜ! オレの名前はレド、よろしくな!」
「レド……?」
マリオは何か考えこむ。
「……ところでお前、見かけない顔だがオレに何か用があって来たのか?」
「あれ、なんだっけ?」
と、ど忘れしたマリオ。
「私達、この先へ行きたいんだけど……」
しかしアンナが覚えていてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!